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南島りんご楽園


南の島とMac好きな私のドラマや映画などについての雑記です☆
by minaringo

11月に見た映画☆

「ハンサム☆スーツ」
自他共に許すブサイク男・琢郎(塚地武雅)に、洋服の青山が、着るだけでハンサムになれるスーツを提供。光山杏仁(谷原章介)と名乗りモデルとなった琢郎だが・・・というお話。
「顔だけイイ男」谷原章介さんが、またやってくれました!
2枚目だけど、卑怯者。
2枚目だけど、ヘタレ。
2枚目だけど、お調子者。
2枚目だけど、冷酷。
いろんな2枚目を演じ、オトコは顔だけじゃない、というメッセージを発信してくれている、谷原さん。
今回は、「ハンサムスーツ」の力で2枚目になったドランクドラゴン塚地武雅を演じています。
いわばスーツアクターです。
なんでもやってくれます、谷原さん。
塚地さんとヒロイン役北川景子ちゃんとは、「間宮兄弟」で共演済み。
佐田真由美さん他の出演者たちともあわせて、息の合った掛け合いで、よどみなく展開する軽快なコメディとして楽しめます。

「櫻の園」
上演禁止されているチェーホフの戯曲「桜の園」をふたたび学園で演じようと、桃(福田沙紀)は仲間を集めるが・・・という話。
同じ監督の同名の作品の次世代版。
時を超えて同じ学園で同じようなことが繰り返されるが・・・と言う感じになっているらしいのですが、前作が未見なので、比較は出来ません。
前作を知る人には本作は不評らしいのですが、私はとても楽しく見ることが出来ました。
沙紀ちゃんほか、女の子たちのはぐくむ友情と努力。
久々の王道的学園ものと言っていいと思います。
なにより桜のシーンはとてもきれいです。
ただ、上戸彩ちゃんなど、同じ事務所の先輩たちをムリヤリ出しているのがバレバレ。珠にキズです。

「七夜待」
タイにやってきた彩子(長谷川京子)は、言葉が通じないため、ホテルに行くつもりがタクシーに山の中に連れて行かれ・・・という話。
実際に、キャストに状況だけ説明して成り行きで撮影したというだけあって、コミュニケーションがとれない状況でのちぐはぐなやり取りがリアルに描かれています。
出演者のもどかしさがダイレクトに伝わってきます。
そんな中でも開き直ってしまえば、それなりに過ごせるのですが、やはり「思い」は人それぞれ。
そんな感じでした。

「Yes!プリキュア5 GOGO! お菓子の国のハッピーバースデイ」
のぞみの誕生日に突然ケーキの中から女の子が飛び出してきて・・・という話。
ちょっと戦闘シーン多過ぎです。
戦いながら、守ること・戦うこと・友達のことなどについて議論を交わす、というのは、第一作と同じで、やはり観念的。
ちいさなお友達にはちょっとムズカシいんじゃ?という感じです。
そういうのはもっと具体的なエピソードで描いたほうがよいと思います。
作画レベルも演出も並で、絶対見なきゃならないというほどの目玉には、正直欠けているんじゃないかと思います。

「天国はまだ遠く」
社会生活になじめず、自殺を決行するために日本海沿いの町にやってきた千鶴(加藤ローサ)は、山奥の民宿にたどり着くが・・・という話。
そっけないけど核心をつく、民宿の主人・田村(徳井義実)との掛け合いが、漫才のようで面白く、田舎暮らしもそう悪くないなと思わせてくれます。
それも旅人であればこそのものなのでしょうが、穏やかな自然に囲まれ、ベタベタしない人間関係に癒される様子が、なんとも心地よい余韻を醸し出してくれます♪

「コドモのコドモ」
小学5年生の春菜(甘利はるな)は、そうとは知らずにしていた「遊び」で妊娠してしまい・・・という話。
出産をエロいとかグロいとかいう、子供たちの無知による認識が、先生の授業ではなく、友達の体に起こった現実を通して自然に、その尊さを厳粛かつ感動的に受け止めていく過程を描いています。
子供たちを群像としてよく描けています。
対する大人たちは、何かを忘れてしまったものとして、かなり辛辣に描写されています。

「ハッピーフライト」
初の国際線乗務となるCA(綾瀬はるか)の乗ったホノルル便だが、離陸直後、エンジンに鳥がぶつかって・・・という話。
飛行機はパイロットだけで飛ばしているわけではない、というのを、さまざまな空港スタッフの奮闘する様子を通じて多角的に描いています。
パニックものではありませんが、結構サスペンスあふれる展開です。
ただ、各部署をまんべんなく描いているため、逆に少し散漫な感じがするかもしれません。

「ラブファイト」
ケンカの強い亜紀(北乃きい)はヘタレの稔(林遣都)の保護者を任じていたが・・・という話。
よくも悪くも、きいちゃんのキックはインパクトありすぎ。
大阪弁の勢いが作品に独特のテンポを与えています。
ヤングチームのエピソードに大人チームのエピソードがはさまる形ですが、そこでちょっともたつく感じもします。
いろいろ不器用な人たちが必死に思いを伝えようとする物語、と言えると思います。

「イエスタデイズ」
余命いくばくもない不仲の父親(國村準)に昔の恋人(原田夏希)探しを依頼された、聡史(塚本高史)は、手がかりのスケッチブックを見つめるうち、その絵の中の時に入り込み、32年前の父親に会うのだった・・・という話。
タイムトラベルものというより時空ファンタジーです。
人が時の流れの中で変わらざるをえないこと、しかしその中には秘めた思いがある、ということを、父親と息子の友情物語として描きます。
他人の「思い」はなかなかわからない、ということを、リリカルな透明感のある映像で、明るくも切なく描きます。

「ハッピーダーツ」
やる気のないOL(辺見えみり)がダーツバーの青年(加藤和樹)にひとめぼれして・・・という話。
ラブコメですが、ダーツの魅力を端的に描いて盛り込んでいます。
「ロボコン」のダーツ版、という感じです。
テンポもよく、一気に見て楽しめます。

「GSワンダーランド」
グループサウンズ(GS)バンド「タイツメン」となった4人の青年たち。だが、その1人は、実は女の子(栗山千明)だった・・・という話。
「タイツメン」の誕生から解散・復活までを、60年代終盤の雰囲気を再現しつつ、テンポよく綴った作品。
全編にただようユーモア感覚で、終盤までぐいぐい引っ張っていってくれます。
石田卓也くんの甘いボイスも必見、いや、必聴!

と、いうわけで、どの作品も面白く、平均点高いです。
結構収穫の秋でした、と言えます。

by minaringo | 2008-12-01 03:19 | ドラマ・映画
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